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本編
そっか。
俺も、孤独から逃れたくて、
じたばたあがいていたんだな。
改めて、コワモテは俺の事を
真剣に考えてくれてたんだと思った。
しみじみした時だった。
ドアがノックされて、
女性看護師が姿を見せた。
スズカ「今日から外科に
配属になりました。
こちらの病室を
担当させていただきます」
コワモテ「スズカ！？
スズカか！？」
看護師を見て、コワモテが叫んだ。
え？
もしかして、いま話に聞いた、
中学時代の病弱少女？
めっちゃ美人じゃん。
でもって、めっちゃ健康そうだ。
スズカ「覚えていてくれたんだ？
私は、すぐわかったよ。
あの時は内科勤務だったから、
外科病棟には来れなくて」
スズカはにこっと笑った。
おっ！？
世にも珍しい。
生徒に恐れられる
生徒指導の歴史教師が、
顔を赤くしているぞ！？
コワモテ「な、何だよ！？」
スカオ「へへっ。
んじゃねー、先生。お大事にー」
もっと病室にいたかったけど、
やっぱお邪魔だしな。
ここはさくっと気を利かせとこ。
明日、また顔をだして、
いろいろ問い詰めてやろう。
