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本編

コワモテ「あの時、

俺は考えるきっかけを貰ったんだ。

 

 

スズカは、他の連中が俺に無関心か、

怖がるかのどちらかだったのに、

関心を向けてきた。

 

 

それが嬉しかったと。

後から気づいた。

関心を持たれないっていうのは、

孤独に追い込まれる。

 

 

それは人間の心を壊してしまう。

壊れたからこそ、

俺は荒れて、校内で暴れた。

 

 

でもスズカが俺を

孤独から救ってくれた。

その時に学んだんだ。

 

 

余計なお世話だお節介だと、

どんなに言われようが、

俺は関わる人に関心を持とうとな」

 

 

スカオ「……だから、俺にも?」

コワモテ「俺みたいに

暴れているスカオなら、

関わり甲斐があるってもんだ」

 

 

何なんだろう。

コワモテの昔話を聞いて、

俺は、自分の中で

何を求めていたのか。

 

 

うっすらとだが

理解できた気がした。

中学時代の、ちょっとした

誤解から生じた無視。

 

 

あれが嫌で暴れ続けた。

その反面、何だかんだ言いながら、

高校には進学している。

 

 

確かに、コワモテの指摘通りだ。

高校に来たのは、俺の意志だった。

じゃあ何が欲しかったんだ?

 

 

……無視が嫌だった、

つまりは交流が欲しかったんだ。