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本編

スカオ「あのさー。

前に中学では問題児だったって

言ってたじゃん?

 

 

機会があったら話してくれるっての、

今聞かせてよ」

コワモテ「あー、うん。

まあいいか。先生はな」

 

 

コワモテは静かに話し始めた。

 

 

コワモテ「特に中学時代は荒れていたな。

詳しい話はカットするが、

軽く説明するなら、

家庭環境が悪かった。

 

 

 

要するに、憂さ晴らしだったな。

しょっちゅう暴れていたし、

先生ともケンカしたし、

学校の備品も壊した」

 

 

スカオ「マジか」

コワモテ「マジもマジ、大マジの話だぞ。

うっぷんをあちこちにぶつけては、

その時だけスッキリする。

 

 

 

そしてまた、うっぷんをため込んで、

同じことをする。

キリがない話だった」

 

 

 

そして、コワモテはクラスどころか、

学校全体からハブられる存在になったそうだ。

ほとんど誰とも口をきかず、

気が向かなきゃ授業はさぼりまくり。

……まるっと俺じゃん。