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【第10話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫

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前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私は血管がブチギレそうになった ものの、ミスズと同じレベルには 絶対に落ちたくなかったので、 余裕の微笑みを浮かべたまま、 「そう?良かったらこっちも 食べて〜!」などと言...

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【第1話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
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本編

タカヒロ「ちょ…ミスズおまえ……

どういう事だよ…!?」

 

ミスズ「やだぁ〜!!

どうしよう〜!!ミスズ、

またやっちゃったぁ〜〜っ!!」

 

ミスズは「テヘペロ☆」と

舌を出しながら、

自分の頭をコツンと叩いた。

 

(おいおいおいおい!!!

ミスズさんよぉ〜!!

たった3個と4個、どうやったら

間違えられるっつーんだよっ!

ワザとじゃなきゃ

有り得んだろが!!!)

 

どう見ても罪悪感ゼロの表情で、

私の様子をチラチラ観察してくる

ミスズ……!!

私はもはや怒りを通り越して、

ちょっと面白くなってしまい、

紅茶を出しながら

ニッコリと微笑んだ。

 

スカミ「そういう事あるよね〜!

気にしないで〜!!」

 

そして、隣でさっさと

食べ始めようとしていたショウタ

から、ケーキの皿を取り上げた。

 

スカミ「もう!ショウタったら、

ダメでしょ?この前の健康診断で、

隠れ肥満だったじゃないの!ww

ダイエットしなきゃ!

とか言ってたくせに、さっき

『満腹だ〜!』って

お腹撫でてたでしょ?」

 

ショウタ「えっ…あ……でも……」

 

スカミ「これはミスズさんの

心の籠もった手土産だから、

代わりに・私が・頂きます!!」

 

呆気にとられるショウタと

ミスズを尻目に、

私は話題のカフェの限定スイーツと

やらにサクッとフォークを入れ、

パクッ!と頬張ってやった。

 

スカミ「ん〜〜!美味し〜〜い♡

ショウタ、食べられなくて

残念だね〜!」