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【第11話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…

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前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 声を震わせ泣きながら、居もしない 母の姿を求める女の子…… 事情を知らない私まで 胸を締め付けられ、 思わず涙を流してしまうのだった。 (きっと、ママが亡くなっ...

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【第1話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
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本編

女の子「ねぇ…おねぇちゃんも、

びょうきなの…?」

 

スカコ「そうなの。明日手術なの」

 

女の子「…こわい?」

 

スカコ「そうだなぁ〜…

やっぱりちょっと怖いかなぁ〜…」

 

そんな話をしながら、私と女の子は

手をつないで、病室を出た。

そのまま廊下を歩き、すぐそばの角を

曲がった先のナースステーションに

向かって歩いて行くと、

角を曲がったところで、一人の男性が

「あっ!!いました!!」と叫ぶや

否や、こちらに駆け寄って来た。

 

男性「ナッちゃん!!勝手に

どっか行っちゃダメじゃないか〜!

心配したんだぞ?」

 

(この子、ナッちゃんって言うんだ…

それじゃ、この人はナッちゃんの

パパ…なのかな…?)

 

女の子「みて〜!おねぇちゃんに

プリンもらったの〜!」

 

男性「えっ…プリン??」

 

スカコ「勝手にあげてしまったん

ですけど…構いませんでしたか?

さっきナッちゃんが、

私の病室まで来ちゃったんです。

それで、ちょっと話をしてて…

探してらっしゃったのに、

すぐ連れて来れなくてすみません…」

 

男性「え…いや、こちらこそ

すみません。ご迷惑を

おかけしてしまって…

じつはつい先日まで、

この子の母親もここに

入院してたものですから……」

 

男性の表情が翳ったように見え、

私は慌てて、わざと明るい声を

出して話題を変えた。

 

スカコ「プリン、よかったら

もう1ついかがですか?

まだ病室に沢山有るんです!

私、今日はもう絶食なのに、

母がいっぱい買ってきちゃって!w」