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【第10話】結婚式で新婦に顔面ケーキをする新郎友人→新郎は爆笑し…

前回の内容はこちら▼

【第9話】結婚式で新婦に顔面ケーキをする新郎友人→新郎は爆笑し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「嫌!私、結婚式に ノリの良さは求めてないの。 ケンゴは言ったよね? 私に任せる代わりに、 私の自由にしていいって。 式のプランは、 私の理想をたくさん詰めたの。 ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】結婚式で新婦に顔面ケーキをする新郎友人→新郎は爆笑し…
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本編

ケンゴのスマホが着信を知らせた。

電話ではなく、

メッセージのようだった。

 

ケンゴ「おっ」

 

何か、興味をそそられたのだろう。

ケンゴは食事を中断して席を立った。

もしかして、マサシ!?

直感でそう思った。

私は、ちょっとだけ時間をおいて、

そっとケンゴの後を追った。

 

廊下に出たケンゴは、後ろに

私がついてきているとは思わなかった

らしく、メッセージを見ている。

ん?人の声が聞こえてきた?

音声ファイルか、

動画が添付されていたらしい。

 

マサシ「おらぁぁ!

幸せファイヤー!!」

 

男性の声がし、シュシュシュ

という妙な物音も混じった。

次の瞬間、キャーとかやめろとか、

複数の叫び声が流れてくる。

同時に大笑いする声も。

ケンゴも笑っていた。

 

動画を見て大ウケしている様子が、

私の視界に入った。

しばらくして、電話が鳴った。

 

ケンゴ「いやー、マサシ。

傑作だったわ」

 

マサシ「だろ!?キャンドル

サービスに来たからよ、

俺らの鉄板ネタぶち込んでやった」

 

ケンゴ「幸せファイヤー?

手持ち花火だろ、あれ。ススキ花火

ってやつだっけ。火力強いの。

大丈夫か?新婦のウェディング

ドレス、燃えてなかったか?」

 

マサシ「いやー、ちょっと

燃え移ったわ。ま、すぐ水

ぶっかけたし。大丈夫じゃね?」

 

マサシの声は大きい。スピーカーに

していないのにダダ漏れだ。

 

こいつら!?

せっかくの披露宴に花火を

持ち込んで、こともあろうに

新婦のドレスへ放火したって事!?