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【第１２話】一人暮らしで毎月3万円以上の電気代請求が！→隣人に盗電されていたので…
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2023.10.15
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2023.10.05
本編
スカオ「マツオか！」
叔父「スカオに話を聞いて、
真っ先に思いついたのは盗電だった。
だとしたら、家の近くだろう。
遠い家がわざわざコードを
引っ張るとは考えにくいからな」
叔父の話を聞いてみて、
俺は本当にむかっ腹が立った。
マツオめ！急に機嫌よくエアコンに
慣れたかとか、変なことを聞いて
きたのにも、理由があったのだ。
スカオ「頭にきた！
コード引っこ抜いてやるか」
叔父「いや待て。
コード自体は他人の所有物だ、
うっかり触ったら、
先方にとっていちゃもんを
つける理由になるかもしれない」
スカオ「でも、そんなこと
言ってたら、うちの電気が
どんどん吸い取られちまう。
どうするんだよ、叔父さん」
叔父「こうする」
困った俺に、叔父は
にやっと笑って見せた。
ああ、なるほど！
俺も笑ってうなずいたのだった。
翌朝。
猛烈なチャイムの連打で、
俺と叔父は起こされた。
時計を見ると、午前４時半だった。
まぁ、誰が来たのかは
すぐピンときた。
スカオ「何ですか、マツオさん。
こんな朝早くから」
マツオ「うるせえ！」
自分の騒々しさを盛大に棚に上げて、
マツオは俺の顔を見るなり
怒鳴り散らした。
目が充血していて、かなり怖い。
マツオ「てめぇのせいだ！この野郎、
何もかも台無しにしやがって！」
スカオ「は？何の話ですか、
落ち着いて説明してください」
マツオ「黙れ！てめぇのせい
なんだよ、何とか言え！謝れ！」
怒りのあまりか、言っていることが
めちゃくちゃになっている。
黙れと叫んだり謝れと要求したり、
どっちなんだよ。
