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本編

庭の方向へ向かっている。

外出とはいえ、別に町へ行くとか、

そういうお出かけ系ではないようだ。

俺はサンダルをつっかけて、

後に続いた。

 

叔父「スカオ、これを見ろ」

 

スカオ「ん?電気コード?

なんだこれ、こんなの知らないぞ」

 

叔父は家の外壁の一部を指さした。

そこにはコンセントがあり、

何やら見知らぬ電気コードが

刺さっている。

 

叔父「スカオはエアコンを

使い慣れていないんだろう?」

 

スカオ「うん、夏はいつも

扇風機と濡れタオルだよ。叔父さん

家は涼しくてありがたかった」

 

叔父「じゃあ、室外機のことも

知らないんだろうな」

 

叔父は説明を始めた。

エアコンには室外機という、

文字通り家の外に設置する

空冷システムが必要だとのことだ。

たぶん常識なんだろうが、

あいにくと、エアコンがある生活とは

無縁だった俺は知らなかった。

 

叔父「室外機がないと、

エアコンは空気を冷やせないんだ。

それで、もちろん室外機にも

電源が必要だ」

 

スカオ「あ、そうか。

このコンセントのことか。

じゃあこの電気コードは、

室外機用ってこと?」

 

叔父「違う。よく見ろ、

室外機の電源はこっちだ。

このコンセントは、

ずっと使っていなかったんだ」

 

スカオ「え?叔父さんも、この

コードを知らなかったってことか」

 

叔父「ああ。おそらく、

盗電されている」

 

叔父はコードを手に取り、

伸びている先に向かっていった。

あれあれあれ。

なんか、見たことがある家に

つながってないか?

イヤな野郎が住んでいる左隣の家に。