※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第12話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…

前回の内容はこちら▼

【第11話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 おば様B「そうよ〜。お兄さんは 間違ったこと言ってないけどね、 その…見た目がね…ちょっと… 何ていうか…」 おば様A「迫力?」 おば様B「そう!それっ! 迫力があるか...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
こちらもおすすめ▼ 本編 たまに電車やバスで、 シャカシャカとイヤホンから 音漏れをさせている人に遭遇する。 私は腹が立つとかは特に無くて、ただ 「あ〜あ。音漏れさせちゃって… 怖い人に怒られないといいけど…」 なんて思いながら、チラッ...

本編

ピン子「な…なによっ…

私は悪くないっ!!

どうしてこんな…

みんなに責められなきゃ

いけないのよっ!!!」

 

その時、ちょうどバスが

停留所に停まった。

ドアが「プシューッ」と音を立て、

バス停で待っていた人達が

乗り込んで来ようとしたその時、

 

ピン子「もういいっ!!

こんなバス、乗ってたくないっ!!

もう降りるっ!!!」

 

そう叫んだかと思うと、

ピン子はベビーカーを押して

乗車口に突進していった……

バスに乗り込もうとしていた人達は

慌てて飛び退き、ベビーカーを

避けた。

私もコワモテさんも、おば様方も

他の乗客達も、そして運転手さん

さえも、突然の事に呆気にとられ、

ただ呆然と見送ることしか

出来なかった。

 

スカミ「…………え?」

 

おば様A「ピン子さん…

お金も払わず降りてっちゃったわ…」

 

おば様B「なんて素早いのかしら…

ていうか、危なかったわよね!?」

 

おば様A「ね〜!ベビーカーに

赤ちゃん乗せてるのに、

あんなことして…」

 

おば様B「誰かにぶつかったらとか、

赤ちゃんが怪我するかもとか、

考えないのかしらね〜…」

 

新しい乗客たちも、振り返って

首を傾げながらバスに乗ってきた。

コワモテさんの席にも、おば様方の

席にも、新たな乗客が座ってしまい、

私は何だか申し訳なくなった。

 

スカミ「あの〜。さっきは助けて

頂いて、どうもありがとう

ございました。

どうすればいいのかわからなくて…

困ってたんです…

皆さんが助け船を出して下さった

お陰で、本当に心強かったです!

せっかく座ってらしたのに、

すみません…」