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【第2話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…

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【第1話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
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本編

(え?この人…今、私を叩いたの?)

 

(なんで…?私、何もしてない…

ただ座ってただけなのに…)

 

私はワケが分からず、うろたえながら

女性を見上げ、必死で考えた。

不快感むき出しで私を睨む女性は、

その険しい表情とは真逆の、

可愛らしいピンクのワンピースを

着ていた。

年齢は30代前半〜半ばといった

感じだろうか…

仮に『ピン子』としておこう。

 

スカミ「え…なんですか…?

もしかして…私のこと、

叩きました…?」

 

ピン子「叩かれて当然でしょ!

音漏れなんかさせてんじゃないわよ!

この非常識女!!」

 

大きな声で憎々しげに文句を言われ、

私はやっと状況を理解した。

 

(確かにさっきから小さな音が

シャカシャカ聞こえてるけど…

私じゃないのに…

この人、勘違いしてるんだ…)

 

もう既に結構な勢いで

怒っている人に対して、

どんなふうに言えば良いのかと、

私は頭をフル回転させて考え、

説明しようと口を開いたその時、

ピン子は更に文句を

たたみかけてきた。

 

ピン子「こっちは赤ちゃん

連れてんの!その音漏れのせいで、

せっかく寝てる赤ちゃんが

起きちゃったら、

どうしてくれんのよ!」

 

スカミ「えっ…。あ、あのですね…」

 

私が説明しようとしても

聞こうともせず、大声で一方的に

まくしたててくるピン子。

 

(そんなに怒鳴ったら、

イヤホンの音漏れどころじゃなく、

大声で赤ちゃん起きちゃうよ…)

 

周囲の人達も、

驚いた顔でこちらを見ていた。