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【第16話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた

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【第15話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「こんな事なら、 学校休ませてでも、ママの実家に 連れて行けば良かった」 ミオ「いいよ、ママ。そんなの 出来ないじゃん、テスト近かったし。 ママの方がつらいよね?これから 赤ち...

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【第1話】育ち盛りの娘が突然食事をしなくなり…→娘の日記を見て血の気が引いた
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本編

シュウジ「え?いやあの」

 

アスカ「あのもこのも無いんだわ!

自力で出て行けないんなら、

あんたの両親呼ぶけど?

何なら一族郎党、

全員集合させようか!?」

 

私はきっと、鬼も裸足で逃げ出すほど

の般若フェイスだっただろう。

その勢いに押されたか、シュウジは

大慌てで、スマホと財布だけを持ち、

家を飛び出していった。

ふん、ばかめ!

妊婦だからって舐めんじゃないわよ。

 

ミオ「ママ!?」

 

アスカ「とりあえず、あの目障りな

裏切者は追い出したわ。

明日にでも鍵を交換して、

二度と家にいれない。離婚上等よ、

こっちから別れてやるわ、

あんなの!」

 

ミオ「ママ!

私の為に怒ってくれてありがとう。

でも、あんまり興奮すると、

お腹に悪い影響出るかもよ?

赤ちゃんの為にも、落ち着いて」

 

娘になだめられてしまった。

私は我に返り、ふーっと息をついた。

そうだった、妊娠しているんだ。

お腹の子に何かあったら大変だわ。

ミオは本当に優しい子。

この子のためにも、絶対に夫と

浮気相手を許してはならない。

私は改めてそう思ったのだった。

 

その後。

私はサクサクと弁護士を頼み、

娘の日記を証拠として、

離婚を申し立てる事にした。

怒りの勢いとは侮れないもので、

いつのまにかつわりが

収まってしまったくらいだった。

 

お腹はどんどん大きくなってきて、

苦しくもなったけど。

弁護士をたてて話し合いを始めた時、

シュウジは悪あがきを試みて来た。

こともあろうに、私の方こそ

浮気していると言い出したのだ。