※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第5話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」

前回の内容はこちら▼

【第4話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 (まだまだ一緒に居れると 思っていたのに…… 本当に1人ぼっちになっちゃった…… これから先、お母さんの居ない 世界で、たった1人で生きて いかなきゃならないなんて……) ボンヤリと...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
こちらもおすすめ▼ 本編 私の名前はスカミ。41歳​​、独身。 仕事は普通の会社員。 父は随分前に亡くなっており、 現在は母と2人暮らし。 女2人、互いに助け合いながら、 楽しく生きてきた。 若い頃は、お付き合いをした男性も 何人か居たのだ...

本編

スカミ「あ、すみません。

スマホを解約したいんですけど…」

 

男性店員は顔をしかめて私の方を

見ると、ため息をつきながら、

 

男性店員「順番にお呼び

致してますんで、

番号札を取ってお待ち下さい」

 

迷惑そうにそう告げると、

すぐに踵を返し、

スマホを眺めているお客さんの方へ、

そそくさと歩み寄って行った。

 

(何もあんな顔しなくても……

番号札ってどこだ…?

あ、あそこか!)

 

男性店員の態度に少しカチンと

来たものの、私は気を取り直して

番号札を取りに行き、

待合席に座って待つ事にした。

40〜50分ほど待って、

ようやく私の番号が呼ばれた。

 

「53番でお待ちの方〜!」

 

(あれ…?この声って…

まさか…さっきの…?)

 

嫌な予感を抱きながら、

呼ばれた席に向かうと…

やはり、そこにいたのは、

さっきの態度の悪い男性店員だった。

 

(よりによってこの人か!やだな〜…

でも…ホストじゃないんだから

店員は選べないし…仕方ないよね。

解約するだけだし、

サクッと終わらせよう!)

 

私は嫌な気持ちを顔に

出さないようにして席に着き、

改めて目の前の男性店員を見ると、

ビックリするほど

嫌そうな顔で私を見ていた。

 

(え!?なんちゅー顔してんの?!

その口は『えぇ〜。コイツ〜?』の

『え』の口でしょ?!

接客業なんだから!せめて最初くらい

笑顔で挨拶とか無いわけ??)

 

男性店員の名札を見ると、

『キノシタ』と書かれており、

私は心の中で頼み込んだ。