※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第15話】

前回の記事はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第14話】
前回の記事はこちら▼ 第一話から読みたい方はこちら▼ 本編 心配そうな表情をしつつも、 大将は威勢よく返事をして、 握り始めた。 ヒラメ、エビ、マグロと 出てくる。 片っ端から頬張るうちに、 涙がぽろぽろこぼれてきた。 最後くらい...

第一話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 ああ、もうダメなんだな。 手を付けられていない昨夜の 夕食が放置されている食卓を 見て、私はため息をついた。 出会いから交際、結婚。 トータル22年の付き合いを してきた夫ヤスフミ。 彼とぎくしゃくし始めたのは...

本編

この男性、ヤスフミの

会社の社長さんだ!

ああ、そういえば。

結婚式の主賓席に

いらっしゃっている。

 

スカ子「あ!あのっ、

こちらこそ大変失礼しました。

いつも主人がお世話に

なっています」

 

コウノ「いや、お世話に

なったのは私です。具体的には、

家内がお世話になりました」

 

スカ子「ええと、それは」

 

コウノ「私と家内は、

会社の共同経営者です。

役員会議があって、家内は

出席後に病院へ行く予定でした。

ところが、発作を

起こしてしまいましてね」

 

スカ子「奥様が発作を!」

 

コウノ「心臓に持病が

あるんですよ。会社で

大騒ぎになってしまったのですが、

その時すぐ救急車を呼んで、

てきぱき動いてくれたのが、

あなたのご主人ですよ。

お陰様で大事にならずにすんだ」

 

奥様がにこやかに微笑んで、

私に軽く挨拶をしてくれた。

そんな話は初耳だった。

 

スカ子「それは

いつの事でしょうか。

いま初めて伺いました」

 

コウノ「早いもので、

1年くらい前ですかね。

会社で顔を合わせるたびに、

お元気ですかと

声をかけてくれる。

いい社員に恵まれたものですよ」

 

スカ子「そうだったんですね」

 

コウノ「ところで、ご主人の

その後はどうですか?私も

出来る限りの事はしたんですが、

あれからどうなったか。

少し気がかりでして」

 

スカ子「えっ!?」