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【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第2話】

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本編

スカ子「私は、放っておいても

そのうち産まれる、

くらいにしか思ってなかったわ」

 

ヤスフミ「俺もだよ。でも、

俺達は結婚して、今年7年目だ。

いくら何でも、のんきに

し過ぎた気がして」

 

スカ子「……いちおう、

病院へ行ってみる?」

 

ヤスフミ「うん。仕事の

スケジュールもあるし、

行ける時にそれぞれで行こうか」

 

ヤスフミの提案に、私は頷いた。

当時の私達は、お互いに

年齢相応の出世が始まっていて、

しかも仕事柄、

休みを合わせにくかった。

別々の病院に行き、しばらく

待って、やがて結果が届いた。

二人とも、妊娠しずらい

という内容だった。

どちらも不妊治療をするほど

ではない、初歩的な方法で

改善されるだろうという

診断結果に、そろって

胸をなでおろしたものだった。

 

スカ子「そっかぁ、妊娠しずらい

けれど、治療が必要というほど

でもないのね。

医者の指導に従って、

本腰を入れようか。きっと

1年くらい経てば、

いい結果が出るわよ。

男の子でも女の子でも、

どっちでもいいな」

 

ヤスフミ「そうだな。

一人産めたら、意外とすぐ後に

続けるものだって、俺も会社で

上司から言われたよ。

年齢的な事はあるけど、

せめて2人は欲しいな」

 

私もヤスフミも前向きだった。

診察結果を信じて、

医者の指導に従う事、

それから3年。一向に

吉報は入って来なかった。