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yomesuka.com
2022.09.22
本編
私はアスカ。32歳で、
同い年の夫と4歳の長男の、
三人暮らしをしている。
どこにでもいる、
パート主婦って感じ。
長男のセイヤは近くの、
ごく普通の幼稚園に
通っている年中さんだ。
ある日、息子を迎えに行ったら、
今まで見かけた事がない女性が、
幼稚園の門前にいた。
同じくお迎えに来ているママ友へ
アスカ「ねえ、あちらの
派手めな女性って、誰だっけ」
聞いてみた。
さあ、という返事に、
首をかしげる仕草。
ママ友も知らないようだ。
どうしても思い出せない。
割と庶民派なうちの幼稚園に、
あんなセレブ系ママがいたかな？
服装からして目立つ女性、
分からないはずはないんだけどな
そう思っていたら、
視線に気づいたのか、
女性の方がこちらに
近づいて来た。
香水ぷんぷん。ネックレスも
しゃらしゃら音を立てている。
とても分かりやすい、いかにも
お金持ちっぽい恰好の女性は
クレヨ「初めまして。
息子が今日からこちらの
幼稚園に通う事になったの。
皆さん、よろしく」
挨拶し、クレヨと名乗った。
間近で見ると、メイクも
気合が入っている。
私と同じくらいの年齢に見えた。
