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【第26話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 旦那さん「モモカの為にも、もう チセコを許すつもりはありません。 ただ…離婚をすると、親権は母親に 取られてしまう可能性が有るので… その点だけが心配なんです…」 そう言って悩む旦那さ...
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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編
数週間後、旦那さんから報告があり、
正式にチセコとの離婚が成立し、
親権は無事に旦那さんのものに
なったという事だった。
旦那さん「しばらく母にこっちに
来てもらっていたんですが…
実家の近くに引っ越して、心機一転、
再出発する事にしました。
アスカさんには、ママ友の証言集め
とか…色々と協力頂いて…
本当にありがとうございました」
そう言った旦那さんは、
少しスッキリとした表情
浮かべていたのだった…
結局、チセコが流した私に関する
嘘の噂の半分、“浮気”と“離婚”に
関しては、チセコ自身の本当の噂
として、ママ友たちの間で
しばらく嵐を巻き起こした後、
やがて飽きられ、
忘れられていった……
一方、我が家は相変わらず。
私は家で仕事をしながら
ミオと過ごし、夫は長期の出張に
出ては毎晩長電話をかけてくる。
唯一変わった事と言えば、弟が、
チセコの見張り&追跡調査で探偵業の
面白さのトリコになってしまい、
本当に探偵事務所に
入ってしまった事ぐらいだ。
まぁ、飽き性な弟の事なので、
いつまで続くか分からないが、
じつは私も今回の働きを見て、
意外と向いているんじゃないかな〜?
なんて思っていて、
いい加減、腰を落ち着けてくれる事
を、密かに期待しているのだった…
おわり