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【第14話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ドアの中には入れてくれたものの、 私を玄関のタタキに立たせたままで、 チセコは腕を組んで一段高い 玄関に立ち、私を見下ろした。 アスカ「最近ね、幼稚園の ママ友の中で、私に関する 身に...
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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編
アスカ「だから…いったい
何の話をしてるの?私は何も
困ってなんていませんけど?」
チセコ「あぁ〜、そっかぁ〜!
悔しいんだ!本当の事バラされ
ちゃったから、悔しいんだ!
なるほどねぇ〜!
分かった分かった!
悔しいんだったら、
やり返せばいいじゃな〜い!ね?
やり返せるもんならさぁ〜?」
完全にナナメ上のリアクション…
謝るどころか、まさかの宣戦布告…
アスカ「あ〜、そうですか。
分かりました!」
いい加減面倒臭くなった私は、
今の所はここで話を切り上げて、
次の段階に移ることにした。
チセコ「分かってもらえたんなら
良かったわぁ〜!ウフフ♪」
アスカ「じゃあこれで〜。
(ニコニコ)お邪魔しました〜」
お互いに、嘘くさい満面の笑みの
仮面を貼り付けながら挨拶をし、
その日は別れた。
自宅に戻った私は、第二段階として、
昨夜練った計画を実行に
移すことにした。
(まずはチセコの行動調査だな…)
私は以前から、幼稚園の
お迎えの時のチセコの髪型や服装を、
少し不審に思っていたのだ。
オン・オフが極端というか、
何も構っていないような
ヨレヨレの服装の時も有れば、
普通の生活の中では不自然すぎて
浮いてしまう程に派手な日もあり、
そういう日には、きっと何処かに
お出かけなんだろうなと感じていた。
(今日、近くでじっくり見て
確信した!あんな若作りの、
パーティーみたいな服装・メイク
・髪型で、ただのお買い物って
事は無いよ!アレは十中八九、
オトコに会いに行くに違いない!)