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【第32話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…

前回の内容はこちら▼

【第31話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 コウタさんは優しく私の手を握り、 自然にその場を離れようとした。 するとノブアキはコウタさんの肩を 掴んで無理矢理引き留め、睨みつけ ながら絡んできたのだった…...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】癌と診断され、夫に見捨てられた私…
こちらもおすすめ▼ 本編 医者「やっぱり癌でしたねぇ〜…」 数年前、私はそんな風に 癌宣告を受けた。担当医は 慣れているのかあっさりしたもので、 こちらが拍子抜けするような 簡単な告知だった。 (え……嘘でしょ……??...

本編

どうやら、ノブアキが怒鳴り声を

上げていたせいで、周囲の人達は、

先ほどからのやり取りを

見ていたらしい…

「かっこよかったー!」

「兄ちゃん、やるねぇ〜」

小さな男の子と、

そのお父さんからも褒められ、

コウタさんは恥ずかしそうに

頭を掻いていた。

 

ノブアキは呻きながら、

警備員にどこかに連れて行かれた。

私のせいで騒ぎに巻き込んで

しまった事を謝ると、

コウタさんは逆に私を気遣い、

微笑みながら優しい言葉を

かけてくれたのだった……

 

あれから2年後…

私はコウタさんと結婚し、

小さな命を授かった。

悪夢のような過去が嘘のように、

今は溢れるほどの幸せに

包まれて暮らしている。

 

これは結婚式の時、ヨウコさんから

コッソリ聞かされた事なのだが…

コウタさんは最初に出会った

瞬間から、私の事を気に入って

くれていたらしい……フフフ♡

コウタさんから相談された

ヨウコさんは、ずっと密かに私達の

恋を後押ししてくれていたようで…

 

ヨウコ「実はねぇ…スカコさんを

この会社に誘ったのも、

8割はスカコさんの為だったけど、

残りの2割はコウタの為

だったのよ!www」

 

悪戯っぽく笑うヨウコさんに

釣られて、ナッちゃんも

私も思わず笑ってしまったのは、

女同士の楽しい秘密の思い出だ。

 

一時期は、癌を宣告された上に

夫からも捨てられて、地獄に

突き落とされた事もあったけど、

​​不思議な女の子と出会えたおかげで、

どん底から這い上がる事が出来た。

 

今では、癌になった事も、

その後の出来事も、幸せになる為の

試練だったのではないかと思える。

もしも癌になっていなければ、

今のこの幸せには

辿り着けなかったのだから……

 

おわり