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【第17話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…

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【第16話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
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【第1話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
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本編

俺は一昨日の恐怖の記憶と、

エミコへの疑惑から、息を止めて

湯船に蓋をし、窓を開けた。

当然お湯には浸からず、シャワーで

済ませ、早々に風呂場から出た。

 

エミコ「あれ〜?早いね!

湯船に浸からなかったの?」

 

スカオ「あ…うん。一昨日

あんな事が有ったし…怖くて…」

 

エミコ「えー!せっかく今日も

ヨモギ風呂にして、疲れを

取ってもらおうと思ったのにー!

少しでいいから浸かりなよ!

ね?ね?」

 

スカオ「いや、もういいよ。

疲れたし…もう寝たいから」

 

エミコ「えー!せっかくなのに、

もったいないよ!

ちょっとでいいからさ!ね?

お湯に浸かった方が、

元気出るって!」

 

しつこくヨモギ風呂を勧めてくる

エミコが、不気味に思えて

仕方がなかった。

 

スカオ「悪いけど疲れてて…

今すぐ横になりたいから…」

 

俺はそう言うと、引き留めようとする

エミコをかわし、寝室に向かった。

エミコは後ろでブツブツと

文句を言っていた。

 

(あんなにしつこく

勧めてくるなんて…

考えれば考えるほど怪しい…)

 

俺は頭の中であれこれ考えながら、

タヌキ寝入りを決め込んだ。

 

やがてエミコが寝室にやって来た。

しばらくスマホを触っているよう

だったが、やがてスヤスヤと

規則正しい寝息が聞こえて来た。