※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第15話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…

前回の内容はこちら▼

【第14話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 俺はエミコを愛していたし、 きっと原因はエミコ以外に有ると 信じたかった。 午後に入ると、別の医者が 回診にやって来て、 カルテを見ながらこう言った。 医者「数値も順調に回復してます...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】妻が入った風呂の後に、なぜか毎日ひもがある→後日、俺は救急搬送され…
こちらもおすすめ▼ 本編 夫婦2人、仲良く幸せに 暮らしているつもりだった… そう…あの日までは… 俺の名前はスカオ。43歳。 大手製造会社の企画開発部門に 所属する、ごく普通のサラリーマン。 妻の名前はエミコ。41歳。 結婚前は介護士とし...

本編

午前中は連絡と調整で慌ただしく

過ぎていき、昼休みになると、

仲のいい同僚が席までやって来た。

俺達は食堂に向かい、一緒に昼食を

取りながら話し始めた。

今回もトリカブト疑惑については

伏せたものの、

気の置けない同僚には、

上司にした説明よりも詳しく、

臨場感たっぷりに話して聞かせた。

 

同僚「ええっ!!病院だとは聞いてた

けど…お前…本当に大丈夫なのか?

そんな大変な事が有ったのに、

昨日の今日で、なんでノコノコ会社に

来てんだよ!ww休めよ!ww」

 

同僚は暗くならないように

ワザと笑い飛ばしながらも、

本当は心配してくれているようで、

俺の様子をチラチラと

観察しているようだった。

俺も調子を合わせて、

「ホントに死ぬかと思ったよ…ww」

とおどけていると、

 

同僚「いいか。絶対に無理は

するなよ!もしまた異変が起きたら、

迷わず休め。補佐も付けて

もらえるんだし、俺だって、

いつでもカバーに入るからな!」

 

などと、いつになく真面目な顔で

言ってくれた。

思いもよらない熱い申し出に、

思わず目頭が熱くなってしまった

俺は、「ありがとう」と頷きながら

慌ててご飯をかきこんだ。

 

午後も忙しく、バタバタしている

うちに終業時間が来てしまった。

俺はもう少し仕事を進めたかったが、

上司が「残業禁止だぞ!」と

圧をかけてくるので、

仕方なく明日に回すことにした。

 

(さぁ、帰るか…あの家に……)