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【スカッとする話】自分の赤ちゃんに「キモい」というクズ旦那…【第3話】
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本編
寂しかったけど、
肝心のノブキはなかなか
捕まらなかったので、
やむなくそうなった。
その結果、私が相談するよりも
早く、義母が同居を
提案してくれたのだった。
スカ子「ノブキ。お義母さんが、
同居しないかって」
ノブキ「えぇ?やだよ、
実家暮らしは窮屈で」
せっかくのお誘いだというのに、
ノブキはまったく
気のりしていなかった。
窮屈ねえ。
まぁ、そうかもしれない。
家に帰っても社長である義父が
いて、経理部長の義姉もいる。
専務をしている義兄は、
取引上の都合で、現在は
長期出張中だけども、
いずれは帰って来る。
一営業マンのノブキにとっては、
実家は会社の延長
みたいなものだろう。
だけど、私は同居したかった。
私の実家は遠いし、
父は他界していて、
今はフルタイムで正社員を
している母しか身内がいない。
気軽にサポートを頼めないのだ。
日頃から良くしてくれて、
みんないい人の義実家に
身を寄せたいと、
私は心から願っている。
普通は逆だと思うんだけど。
とにかくノブキが
当てにならないので、
私は、いざという時の為にも、
一人で夜遅くまで夫を待つ
生活から卒業したかった。