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【スカッとする話】牛乳アレルギーを信じない教師「飲まないと全員が連帯責任で帰れないぞ?w」→追い込まれた私は牛乳を飲んでしまい…【第9話】

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本編

クズヤマ先生が見回って来た。

私のそばでトレイをのぞき込み、

はてという顔をした。

 

スカ美「あ、先生。

私は牛乳は」

 

クズヤマ「ちょっと待っててね」

 

何を思ったのか、

先生は自分の机に戻り、

まだ手を付けていなかった

牛乳パックを持ってきた。

 

クズヤマ「一個足りない

みたいですね、

給食室の間違いでしょう。

今日のところは、先生のを

あげますからね。ごめんね」

 

スカ美「いえ」

 

なんだか様子がおかしい。私は

初めから牛乳は要らないという

事で、学校は承知していたはず。

給食室は何も間違っていない。

 

スカ美「先生。私、牛乳

アレルギーで、飲めないんです」

 

クズヤマ「誰にでも

好き嫌いはあります。

牛乳が苦手な人は多いですから

ね、がんばって飲みましょう」

 

スカ美「そうじゃなくて、

飲めないんです。

病院からも止められています」

 

クズヤマ「慣れの問題です。

飲めないと思い込んでいたら、

いつまでたっても

克服できませんよ」

 

話がまったくかみあわない。

クズヤマ先生は

にこにこしている。

その笑顔も物腰の低さも、

この時は不気味に思えた。