※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第16話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

前回の内容はこちら▼

【第15話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 実家に着いてからも、 両親は何も聞いてこなかった。 心配していたような重い空気には ならず、全員でミソラを眺めながら、 穏やかな時間を過ごした。 久しぶりに母が用意してくれた食事を ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
こちらもおすすめ▼ 本編 クッキリと2本の線が 浮かび上がった妊娠検査薬…… 私はしばらくの間、 それをただ呆然と眺めてた。 私の名前はスカミ。高校2年生。 (まだ高校生なのに…… どうしたらいいの……???) いつになく生理が遅れてるし、...

本編

(昨日会ったばっかりなのに…

もうすっかり慣れちゃってる…

もう心配いらない、

ここは安全なんだって、

ミソラにも分かってるのかな…?)

 

私は覚悟を決め、昨日に至るまでの

出来事を全て両親に話し始めた。

両親は何度も眉をひそめ、

溜息をつきながらも、

最後まで私の話を聞いてくれた。

 

特に浮気の件に関して、

ショウ君に対する怒りをあらわにし、

 

母「結婚して、まだ半年か

そこらでしょ?それなのに…

浮気だなんて!!しかも

スカミのせいにして!お荷物だとか、

消えてくれとか、酷すぎるわ!!」

 

父「もうあのアパートには

戻らなくていい!このまま

ここで暮らしなさい!」

 

正直、この時の私には、まだ

ショウ君に対する愛情が残っていたし

(きっと私にも悪いところが

あったのだろう)と思っていたので、

離婚をしたいとは思っておらず、

どうにか関係を修復して、

また親子3人で暮らせないだろうか、

などと甘い事を考えていた。

 

しかしショウ君は、ミソラや私を

心配して連絡してくる事もなく…

 

数日実家で過ごしている中で、

両親がミソラを世話する様子や、

私を気遣ってくれる様子を見て、

それまでショウ君が、どれほど無関心

だったか、愛情をかけてくれなかった

かを、実感するようになった。

 

今まで当たり前だと

思っていたことが、世の中では

当たり前ではなかったこと…

私が悪いと思っていたことが、

実は私は悪くなかったこと…

 

そんな風に、現実を一つ一つ

正しく把握し直していくうちに、

ショウ君との結婚が、

とっくに破綻してしまっていた事や、

もう修復は不可能だという事を、

少しずつ理解し、受け入れていった。