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【第13話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
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本編
スカコ「悪事ってね、上手に隠した
つもりでも、必ずバレるものなのよ」
ユウスケとアカネはガックリと
うなだれたが、同情の余地は
全く無い。
私は2人にお構い無しで、
話を先に進めた。
スカコ「慰謝料として、ユウスケには
300万円、アカネさんには150万
円を請求させて貰います」
ユウスケ「300万って…嘘だろ??
そんな…払えないって…」
アカネ「150万円なんて…
私も、そんな大金無理です!!」
スカコ「これはきちんと弁護士さんに
依頼して、算出してもらった金額よ。
決して法外な金額じゃないわ。
払えないなんて言われても
知りません」
ユウスケ「………………」
アカネ「ちょっとユウスケさん!
何とか言って下さいよ!!」
スカコ「あ、ユウスケには
慰謝料の他に、ヒナの養育費も
請求する予定だから」
ユウスケ「え…よ、養育費って…
そんな…300万でも厳しいのに…」
スカコ「浮気をする前に、
よく考えるべきだったわね。
もし支払いが滞った場合、
お給料を差し押さえることに
なるから。気をつけてね!」
私は、完全に放心状態となった
2人の前に、それぞれ書類を置いた。
スカコ「今話した条件を、
弁護士さんに正式な書面に
してもらったものです。
一番下にサインをお願いします」
アカネ「そ、そんな…
支払うにしても…こんな金額…
納得いきません!」
ユウスケ「そうだ!
これはいくら何でも高すぎる!!」
スカコ「弁護士さんは、適切な
金額だって仰ってたけど…そうね。
文句があるなら、
裁判で決めてもいいわよ?」
ユウスケ「さ、裁判って…」