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【第7話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 義母「えぇ…スカコさんがヒナちゃん 連れて、突然居なくなったって… 電話にも出ないって言ってたから、 もう心配で…」 スカコ「ご心配をおかけして しまって、すみません… あの、それで...
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【第1話】夫が寝言で衝撃の一言を発し、私は姿を消した…
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本編
義母「スカコさん…
本当にごめんなさい…
あの馬鹿息子が…情けない…
本当に…申し訳ないわ…」
スカコ「いえ、お義母さんは
何も悪くありませんから…
お義母さんには今まで沢山お世話に
なりましたし、感謝しています。
だけど…申し訳ありません
が、もうユウスケさんと
やり直す事は出来ません」
義母「もちろんよ!ユウスケは
スカコさんを裏切ったんだから、
離婚されて当然よ!!
それでね……スカコさんに、
1つだけお願いがあるんだけど……」
スカコ「私に…お願いですか??
何でしょう??
私に出来ることでしょうか…??」
義母の望みは叶えてあげたいが…
出来ることと出来ない事がある。
義母「ユウスケと、
離婚の話し合いはするのよね?
その時に、私も呼んで
もらえないかしら…?
別に、あなたたちの話に
首を突っ込もうって訳じゃないのよ。
あなたたちの話が終わった後で
いいから、私もユウスケに
言ってやりたい事があるの」
スカコ「えぇ…それなら
別に構いませんけど…」
義母「ありがとう!スカコさんや
ヒナにも関係する事だから、
スカコさんにも一緒に
聞いてもらいたいの」
スカコ「え…?私とヒナにも
関係する事って…何ですか?」
義母「それは…
今はまだ言えないのよ…
話し合いの時までに、きちんと
言えるように準備しておくわ」
スカコ「分かりました…では、
離婚の話し合いの日時が決まったら、
お義母さんにもお伝えしますね。
私たちの話が終わったら、お義母さん
に声をかけるようにします」
義母「えぇ、お願いね」
『私とヒナにも関係する事』という
のが一体何なのか気になったが、
考えても分からなかった。
義母が考える事だから、おかしな
要求などでは無いだろうけど…
私は一抹の不安を抱えながら、
興信所からの調査報告を待った。