※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第4話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

前回の内容はこちら▼

【第3話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ショウ「俺、絶対に頑張ります から!!スカミさんと赤ん坊を、 必ず幸せにしますから!!」 スカミ「こんなに頼んでるのに、 どうして許してくれないの? お腹の中の赤ちゃんは 生きてるん...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】高2で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…
こちらもおすすめ▼ 本編 クッキリと2本の線が 浮かび上がった妊娠検査薬…… 私はしばらくの間、 それをただ呆然と眺めてた。 私の名前はスカミ。高校2年生。 (まだ高校生なのに…… どうしたらいいの……???) いつになく生理が遅れてるし、...

本編

ショウ「親は親、俺たちは俺たち。

俺たちの人生は俺たちのものだ!

親になると決めた事を後悔しない

よう、生きていけばいいんだ!」

 

ショウ「俺たちは若いんだから、

何だって出来るし、拘らなければ

仕事はいくらでもある。

俺にはその覚悟がある!スカミと

赤ん坊を、必ず幸せにしてみせる!」

 

周りから白い目で見られることも、

理想的な仕事には就けないであろう

ことも分かった上で、

2人で下した決断だった。

お腹の赤ちゃんの為に生きていこう!

私たちはこの時、真剣だった。

現実の厳しさを知りもしないのに、

ただ希望に燃えていた。

 

やがてショウ君は、

高校を卒業すると同時に働き始めた。

2人で貯金を出し合って

アパートを借り、私は実家を出た。

そうして私たちは2人で暮らし始め、

周りの誰からも祝福されることなく、

入籍し、出産した。

 

ショウ「周りは関係ない!

俺が働いて、お前たちを

幸せにするから、安心しろ!」

 

そう言って頑張ってくれる

ショウ君が頼もしくて、嬉しくて、

私は十分幸せだった。

 

それから約1年後……

娘を出産した。名前はミソラ。

現実の波に揉まれながら、

なんとか頑張っていたものの、

私はミソラのお世話で

いっぱいいっぱいで、

狭いアパートの中に籠りきりだった。

 

自分で決めた結果とは言え、

親とも高校時代の友人とも、

縁が切れてしまい、相談できる人も、

愚痴を聞いてもらう相手もおらず、

孤独で仕方がなかった。