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【第4話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」

前回の内容はこちら▼

【第3話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私の考え通り、男の子のはしゃぎ声が 電話の向こうに届いたようだ。 えっ?という息を飲む音がし、 ぴたっと静かになった。 アスカ「ご理解いただけましたか? 今日は1時半に降園でしたね。...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」
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本編

バラ組担任「……失礼しました。

一度確認します。

また改めてご連絡しますので」

 

しゅるしゅるとしぼんだ感じで、

元気なく謝り、彼女は電話を切った。

よっぽどテンパってるのかなー?

先に通話を切ってしまうとは。

 

ユウマ「ママー?何してるのー?

一緒に見ようよー」

 

アスカ「はいはい、待っててね」

 

まったく。

せっかく息子とのコミュニケーション

を楽しもうと、張り切って仕事を

終えて待機していたというのに。

訳が分からない電話で、

すっかり時間をとられてしまった。

私は、息子が待っている

テレビの前に向かい、

二人で楽しく歌って踊った。

 

しかし、番組も終盤に差し掛かる頃、

またしても電話が。幼稚園からだ。

謝罪なら明日でも

いいくらいなんだけどな。

 

アスカ「はい?」

 

園長「大変申し訳ございませんでした」

 

バラ組の担任ではなく、

何と園長先生が直々に

電話をして来た。

どうやら、ちょっとした

問題になっているようだ。

 

アスカ「いえ、間違いは

誰にでもありますから。できれば、

今後は急に怒鳴ったりしないで、

冷静にお話をさせて頂ければと

思います」

 

言うべき事は言っておきたい。

軽くね、軽く。

そう思ってやんわりと苦情を

伝えると、園長先生はまた恐縮した。

60代くらいの、上品な女性だ。