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【第11話】補聴器をイヤホンと間違えた警察「イヤホン外せ!」私「え?してません」→補聴器の説明をしても信じてもらえず…

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本編

それもそうだろう。

最近はデザイン性に優れた商品が

たくさん出て私もついつい一目惚れ。

メガネショップで試しに装着させて

もらい、ますます惚れ込んだ。

 

耳穴式というタイプで、

読んで字の如く、

耳の穴に直接差し込んで使う。

耳掛け式というのもある、

眼鏡のツルのように、

外耳にひっかけて使うのだけど、

性能は大きく違わない。

使った感じが違うと言うか、

好みによる。

 

マスク必須だった頃は、

耳穴式が良く売れたらしい。

私の場合は、デザイン性と、耳に

フィットする、集音性能が良い、

この三拍子が揃っていたので買った。

しかし、言われてみれば、イヤホンと

間違えられる見た目かもしれない。

 

スカミ「これは補聴器ですよ」

 

警官「嘘つかないで。

メタリックブルーの補聴器?

普通はもっとベージュぽいか、

黒いでしょ」

 

スカミ「昔はそうでしたね。

でも、今どきはデザイン性を

追及した製品も多いんですよ」

 

警官「どう見てもイヤホンだよ、

イヤホン。これ以上嘘つくなら、

逮捕するよ?」

 

警官は、ちっとも

私の話を聞きゃしない。

私はだんだん腹が立ってきた。

いくら保温性に優れた宅配リュックと

いえども、そんなにいつまでも

持つわけじゃない。

 

だいたい、お弁当の中には

天ぷらが入っているのだ。

こんなところで時間をくったら、

しなしなになって

美味しくなくなってしまう。