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【第14話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた!一人で行って!」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…

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本編

この際だ。俺は覚悟を決めて

すべてを打ち明ける事にした。

それから更に1ヶ月。

いよいよ、海外渡航が解禁となった。

満を持して、新婚旅行に

申し込みをする。

俺の中でいろいろ葛藤はあったが、

ある意味で賭けでもあった。

約束のヨーロッパ周遊、

もしリコが難色を示したら、

俺も考えなきゃならない。

ドキドキしながら

 

スカオ「なあ、リコ。

海外旅行もできるようになったし、

ヨーロッパ周遊なんだが」

 

リコ「えっ、行けるの!?」

 

スカオ「うん、申し込んできた」

 

報告をすると、リコは

ぱっと顔を明るくした。

嬉しい、行きたい、楽しみ!

久々にはしゃぐ妻の姿を見て、

俺はほっとした。

嫁の両親には、

つい愚痴を吐いてしまったが、

どうやらリコは俺と新婚旅行に

行く気持ちまでは、

忘れていなかったようだ。

これなら、ごたごたはあったものの、

何とか修復できるだろう。

そんな見込みを立てて、

俺も当日を楽しみに待つことにした。

 

ところが!

 

スカオ「は?

リコ、今なんて言った?」

 

リコ「だからさー。ごめんって。

忘れてたんだよねー。

別の予定、入れちゃった」

 

出発の二日前になって、

とんでもない事を言い出した。

リコは、新婚旅行に

行かないというのだ。