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【第６話】新婚旅行より○○を優先する汚嫁「忘れてた！一人で行って！」→俺は二度と旅行から帰らなかった結果…
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 後は間取りに何か変更を付け加える くらいだったが、リコは、家を飾る 事には熱心ながら、設計については リコ「んー？よくわかんないや。 スカオ、いい感じにして」 俺に丸投げだった。 こ...
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2023.07.13
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2023.07.09
本編
俺達の間に、ちょっと空気感の違い
というか、ノリの違いというか。
そんなものが垣間見え始めていた。
でも俺は、気のせいだと思っていた。
いやたぶん、そう思いたかったの
だろう。
かすかな違和感を誤魔化しつつ、
俺は新婚生活を楽しみ始めた。
最後のお楽しみ、ヨーロッパ周遊
新婚旅行は、世間を騒がせた諸般の
事情が落ち着きを見せ始めた辺りに
しようという事になっていた。
この頃には、渡航禁止や厳しい制約
が、徐々に解禁されつつあったのだ。
人生初の海外旅行、しかも人生の
伴侶との思い出たっぷりに
なるはずの旅行だ。
楽しみ過ぎて、思わずスーツケースを
衝動買いしてしまった。
一方でリコ。
とある休みの日に買い物へ出た
俺達は、駅前のショッピングモール
で、あれこれ品物を眺めていた。
その時、すれ違った買い物客を見て
リコ「ショウヤ！？
ねえ、もしかしてショウヤ！？」
びっくりするほどの大声を出した。
呼び止められたのは、
リコと同い年くらいの男だった。
向こうも急停止して振り返った。
ショウヤ「リコか！？
おお、懐かしいな！」
リコ「やっぱりショウヤだったね！
なぁんか、見た事ある人だなって
思って」
ショウヤ「転勤になってさ。
休日だし、久々の地元だしって、
このモールに来たんだよ。
リコに会えるなんてなぁ」
リコ「私も、ショウヤに
会えるとは思ってなかったから、
びっくりだよぉ！」
おいおい……。
目の前で、新婚間もない妻と、
俺の知らない男が、どえらい
盛り上がりっぷりを見せた。
