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【第12話】夫「睡眠は3時間までだ!」→お望みどおりにした結果w
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本編
医師らしい年配男性が
医師「目が覚めましたか?
ご気分は?」
私に聞いて来た。
何が何だか、よく分からない。
とりあえず気分は悪くない。
もっと言えば、寝不足が解消された
かのように、すっきりしている。
私がそういうと、
医師が怒ったような顔になった。
医師「睡眠3時間ですって?
なんでそんな無茶をしたんですか。
医学的には、平均して7時間が
理想なんですよ、
20代女性の場合は」
怒ったようなじゃなくて、怒られた。
医師の言葉に続いて、両親からも
叱られた。そして母には泣かれた。
みんな、たぶんリオから
話を聞いたのだろう。
私は、リオにヨシオの態度が悪いと
言う事を相談し、寝るなと言われた
から本当に寝ないとも宣言していた。
彼女からは止められたけれど、
どうしても気が収まらなかったから。
医師は、私が夫からの強要で
こうなったと話すと、
それはD●だと言った。
医師「精神的なD●ですよ。
診断書を書きましょうか?」
スカコ「はい、そうしてください」
診断書をとって、離婚しよう。
私はこの瞬間、
決心を固めたのだった。
ヨシオとの協議は、
ちっとも進まなかった。
あんなにひどい態度をとっていた
くせに、いざ別れるとなると、
なぜか抵抗してきたのだ。
ヨシオ「だいたい俺は、
睡眠3時間を強要していない。
妻が嘘をついている」
彼はそう主張した。