前回の内容はこちら▼
【スカッとする話】高級フレンチの予約を横取りして食い散らかす泥ママ&息子達【第10話】
前回の内容はこちら▼ 本編 できる事なら、厳重注意では 済ませたくないところだった。 ヨシミ「じゃ、 この役割分担でいい?」 エネミの非常識エピソードを 思い出しているうちに、 議題は進んでしまった。 いけないいけない。 話に集中しなくては...
本編
そりゃ、手癖が悪い人と、ひとつ
屋根の下で暮らせるわけもない。
第一目標は、多発する
宅配泥棒の阻止。
エネミに気づかれないよう、
慎重に事を進めていた時だ。
私は、問題の彼女に
声をかけられた。
エネミ「ねぇねぇ、
アスカさぁん。
今度、久しぶりに
食事会があるんだって?」
アスカ「えっ!?」
なんでそれを!?
どこから漏れたの!?
ぼう然としていたら、
エネミはぺらぺら喋りだした。
エネミ「こないだ、駅前の
ファミレスでみんな
集まってたんだって?
パートさんに友達いるから
聞いたのよぉ」
アスカ「あ、そうなんだ」
エネミ「誘ってくれれば
良かったのにぃ」
エネミは拗ねたように、
口をとがらせた。
子供じゃないんだから。
いい大人がみっともない。
かなり露骨にため息を
ついたのだけど、エネミは
少しも気にしていない。
エネミ「一週間後よね?
絶対に参加するから!」
アスカ「いやちょっと待って、その日は」