※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第15話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…

前回の内容はこちら▼

【第14話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 乗客「あれは怒鳴るのも 当然だよな?」 乗客「そうそう!お兄さんが 怒ってくれて、スッキリしたわ!」 乗客「お兄さん、 カッコよかったよ!」 あちこちからお兄さんを 励ます声がかけら...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】バスでキチママに「イヤホンの音漏れがうるさい!」と叩かれた→私「補聴器です」と見せると…
こちらもおすすめ▼ 本編 たまに電車やバスで、 シャカシャカとイヤホンから 音漏れをさせている人に遭遇する。 私は腹が立つとかは特に無くて、ただ 「あ〜あ。音漏れさせちゃって… 怖い人に怒られないといいけど…」 なんて思いながら、チラッと眺...

本編

ピン子「何時間待ったと

思ってんの!?アンタ!!

昨日の責任取りなさいよ!!」

 

(何時間って…え?まさか…

何時間もここで私を待ってたの?

昨日の責任って…

いったい何のこと??)

 

私は驚きと恐怖で固まってしまった。

ピン子の周りには昨日のベビーカーも

無く、赤ちゃんの姿も見えなかった。

 

(そう言えば昨日…ピン子に

『耳が悪いからニートなんだろ!』

ってバカにされて、私、

『大学生です』って言っちゃった

んだ…このバス路線に大学って

言ったらここだけだもんね…)

 

ピン子「なにバカみたいに

ボーッとしてんのよ!!ほら!

このタクシー代、アンタに

払ってもらうからね!!」

 

そう言って、ピン子は私に

タクシーのレシートを見せてきた。

タクシー代は、初乗り運賃に

少し足した程度の値段だった。

 

(こんな少しのお金の為に、

いつ来るか分からない、もしかしたら

今日は来ないかも知れない私を

バス停でずっと待ってたの?

執念深いというか…粘着質というか…

とにかく怖いよ…

だいたい、赤ちゃんはどうしたの?

私を待ち伏せする為に、

わざわざ預けてきたの?

そっちの方が高くつくんじゃ

ないの??)

 

スカミ「あの…タクシー代って…

なんのことですか…?」

 

ピン子「昨日あの後、私が乗った

タクシー代に決まってるでしょ!!

アンタのせいで面倒なことになって、

バスを降りる羽目になったの!!

それで仕方なくタクシーに

乗ったの!!」

 

ピン子「つまりアンタのせいで、

私は払わなくてもいい

タクシー代を払ったのよ!!

アンタが弁償するのは

当然でしょっ!!」

 

(また訳の分からない理由…ただ私を

困らせたいだけなのだろうか…

いったい私が何をしたって言うの?

こんなのただの逆恨みじゃん!

絶対に払わないんだから!!)