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俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第12話】

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本編

もちろん俺は、諦めるつもりなど

なかった。諦められる筈がない。

病院を出たその足で近くの警察署に

行き、シオンの写真とDNA鑑定の

報告書を見せながら、

病院側とのやりとりを説明し、

念の為こっそりボイスレコーダーに

録音しておいた音声も聞かせた。

 

スカオ「病院で赤ん坊を

取り違えられたとしか考えられない」

 

スカオ「自分達の本当の息子は、

見知らぬ誰かの所に居るはずだ」

 

スカオ「病院に訴えたが、

『当院では起こり得ない』

『当院では原因を特定できない』と

話し合いを打ち切られてしまった。

どうか助けて欲しい」

 

そのようなことを必死で警察に訴え、

調査をしてもらえることになった。

もし警察にダメだと言われたら、

探偵を雇うしかないと考えていた

俺は、少しホッとした。

やはり警察に協力してもらえるのは

心強い。自分の不安を理解して

もらえたようで、

本当に有り難く感じた。

 

警察が介入すれば、病院側も

もっと真剣になって、

深く調査してくれるかもしれない…

俺達の本当の息子がどこに居るのか、

警察なら見つけ出してくれるに

違いない!

病院側が曖昧にしていた部分が

明らかになれば、犯人も

見つかるのではないか…

そう期待しながら、

俺達は警察からの連絡を待った。

 

そして2ヶ月後……。

全ての事実が判明した。

 

やはり、子供の取り違えは

起きていた……。

 

だがそれは警察による調査の結果に

よって判明したのではなく、

犯人がうっかり口を滑らせたのだ。

 

犯人は……サオリだった……。