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【第6話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

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【第5話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

(なんで…私、何かしちゃったか…?

そういえば…ママ友たち、

最近ちょっと変な感じしてたけど…)

 

心当たりが全く無かった私は、

この前、アンさんが

「力になれる事が有ったら、

いつでも言って」

と言ってくれていた事を思い出し、

とりあえず電話で聞いてみる事にした。

 

アスカ「もしもし?アンさん、

今ちょっとい〜い?

聞きたい事があるんだけど…」

 

アン「あ…アスカさん…なんか…

話すの、しばらくぶりだね…」

 

(あれ?いつものアンさんと違う…

何だかちょっと…よそよそしいな…)

 

アスカ「うん…ちょっと仕事がね、

バタバタしてて…ゴメンね。

それでその…今日ね、ミオが

幼稚園で、お友達に遊んで

もらえなかったって泣いてて…」

 

アン「えっ…そうなんだ…」

 

アスカ「そのお友達がね、

ミオと遊んじゃいけないって、

ママから言われたらしいんだけど…

私には全く心当たりが無くてさぁ…

アンさん、何か噂とか…

聞いてたりする?」

 

アンさんは、少し考えるように

間を置いてから、言いにくそうに

答えた。

 

アン「あぁ〜…ちょっと前から…」

 

アスカ「えっ!?やっぱり何か

聞いてるの?えっ、何?どんな噂?」

 

アン「それがその…アスカさんの

ご主人が多額の借金を抱えちゃって…

自己破産することになったたから…

多分離婚するんじゃないかって…」

 

アスカ「ええっ!?何それ…?

そんな根も葉もない噂…どこから…」

 

私はただただ驚いた。いったいなぜ、

そんな噂が流れたのだろうか、

思い当たるふしが全く無かった。