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【第2話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

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【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

店員さんに案内されて席に

着こうとした時、カウンターの

数席先にご近所さんの顔を見つけて、

お互いに軽く会釈を交わした。

案内されたカウンター席に、

モモカちゃん、チセコ、ミオ、

私の順に並んで座ると、

チセコはいきなり文句を言い出した。

 

チセコ「この席、ちょっと狭い

よね〜!なんか頼みづらいし…」

 

アスカ「ん〜…カウンター席なんて、

どこもこんなもんじゃない

ですかね?」

 

アスカ「ミオはまず何から食べる?

サーモン?まぐろ?それとも…

たまごにする?」

 

ミオ「ん〜っとね〜…サーモン!」

 

何皿か食べてるうちに、

おかしなことに気が付いた。

ミオの分の皿も、私がレーンから

取っているので、枚数はだいたい

把握しているはずなのに、

ミオの前に置かれた空き皿の数が、

明らかに多いのだ。

 

(え…これって…もしかして…)

 

気付かないふりをして、

食事を続けながら観察していると、

案の定だった!

チセコが、自分が食べた後の皿

(しかもミオが食べもしないような

高級皿!)を、しれ〜っと

ミオの前に押しやるのを、

私はバッチリ見てしまった。

 

アスカ「あれ〜?ミオ、

こんなに食べたっけ〜?

今日はいつもより多くない?」

 

私はチセコに聞かせるために、

わざと少し大げさに

驚いた声を上げた。

 

ミオ「こっちのお皿は、

ミオが食べたのじゃないよー?」

 

ミオはそう言うと、数枚の皿を

チセコの方に押し戻そうとした。