※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第6話】

前回の記事はこちら▼

俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第5話】
前回の記事はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 (もしかしたら怒られるかも しれない…) という恐れを抱いていた俺だったが、 思いのほかアッサリと理解して もらえて、義両親からサオリに 話してくれることになった。 サオリ「DNA鑑...

1話から読みたい方はこちら▼

俺にも嫁にも似ていない息子→DNA鑑定の結果、衝撃の事実が判明し…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 愛し育ててきた、 3歳になる我が子……。 実は自分の子供ではない ということが判明した……。 俺は一体、どうすれば いいのだろうか……。 俺の名前はスカオ。 35歳、サラリーマン。 同い年の妻・サオリと、 3歳の息...

本編

予想外の結果に、俺も、両親も、

義両親も、ただ困惑するばかり

だった。

そんな中、ただ1人サオリだけは

驚きもせず、あっけらかんと

笑い飛ばしていた。

 

サオリ「ほらね〜!こんなDNA鑑定

なんて、あてにならないのよ!

私は病院で間違いなくこの子を

産んだし、この子の父親も、

間違いなくスカオよ!

こんなことに何万円も使って…。

無駄な出費だったわね!」

 

俺は納得がいかなかった。

検査を依頼した会社は、

裁判などで正式な証拠としても

通用する『法的鑑定』も出来る、

きちんとした会社だったからだ。

ただ、『法的鑑定』となると、

様々な書類や手続き、会社から

派遣されるスタッフの立会いなども

必要なので、俺達が依頼したのは、

『私的鑑定』という、様々な手続きを

省いて検査だけをしてもらうもの

だったが、それでも、検査自体の

精度は『法的鑑定』と同じだという

事だった。

 

(俺との父子関係だけじゃなく、

サオリとの母子関係も認められないっ

て……どういうことだ???

もしかして…………

病院で取り違えられたって

ことなのか…………???)

 

俺は動揺しながらも、混乱する頭で

必死に考えようとしたが、サオリは、

 

サオリ「こんなの、話すだけ無駄!」

 

と言って、シオンを連れて

どこかに行ってしまった。

残された俺と両親・義両親だけで、

これからどうするべきか話し合った。

警察に通報するべきか、

いやその前に、まずは病院に連絡だ。

取り違えが起きたとすれば、

俺達の本当の子供は誰かに

育てられているはずじゃないか!!

すぐ動き出さなくては!!

 

……しかし正直なところ、

俺は鑑定結果をまだよく受け止め

きれず、心の中で自問自答していた。