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【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第13話】

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本編

あんなふうに捨てられたとは言え、

4年も付き合い、

結婚しようと思っていた相手だ。

流石に少し心配になってしまった。

私は、向かいの席の先輩に

小さな声で尋ねてみた。

先輩は、私がカズヤに

捨てられた事を打ち明けた、

数少ない人たちのうちの1人だ。

 

スカミ「ねぇ先輩、どうして

カズヤが会社を辞めないと、

取引再開しないんですか?」

 

先輩「なんかね〜、この辺り一帯の

会社の大株主っていうのが

いるらしいんだけど、

その人からの指示らしいよ〜。

アイツ、何かとんでもないこと

しちゃったんじゃないの?

いい気味だよね!」

 

情報通の先輩は、

コソコソ話で教えてくれた。

この辺り一帯の会社の大株主…。

カズヤは何をして、

そんな大物を怒らせたのだろう…。

 

カズヤは、毎日うちの会社に

頼み込みに来ていたが、課長からは、

あれ以来ずっと無視されており、

部長や社長には、一度も会ってすら

貰えないようだった。

噂では他の取引会社にも毎日

行っているそうだが、どこも

門前払いされているらしい…。

 

カズヤ「取引を再開してもらえる

まで、ここから動きません!!

どうかお願いします!!」

 

今日のカズヤは、そう勝手に宣言し、

フロアの入り口で土下座を始めた。

課長は知らんぷりを決め込んでいた。

 

(うわ…。絶対に巻き込まれたく

ない…。カズヤに見つからないように

気をつけなくちゃ!)

 

私はそう思い、細心の注意を

払いつつ、低い姿勢で

仕事を続けていたのだが…。

土下座が1時間を過ぎた頃、

唐突に、カズヤが大声で叫び始めた。

 

カズヤ「そうだ!!

スカミを呼んで下さい!!

俺、スカミとは4年も

付き合っていたんです!!」