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【スカッとする話】祖父が残したボロボロの店に妹を溺愛する両親は「お前はあそこに住みなさいw」私「え!本当にいいの?」両親「は?」→結果【第3話】
前回の内容はこちら▼ 本編 嫌になるけれど、文句を 言ったところで1対3、 勝てるわけはない。 我慢して、黙った。 父「爺さんが反対してなぁ。 その結果、スカ美になったわけだ 俺には、爺さんの気が 知れないが、とにかく 可愛かったんだろう ...
本編
父「物好きなやつだな」
母「あんなあばら家が
欲しいのかねえ」
エネ子「ばっかみたい」
何て言われてもいい。
あそこは、心の拠り所だった。
譲られるなら、
こんな嬉しい事は無い。
さっそく、名義変更の
手続きをするために、
用意された紙へ署名した。
明日から、仕事帰りに立ち寄って、
生活基盤を整える事にした。
今までも独立を考えてはいたが、
なかなかいい物件が無かった。
それが、思いもよらず
チャンスが巡って来たのだ。
この日の夜は、嬉しくて、
なかなか寝付けなかった。
祖父宅は、一階が店舗で、
二階が住居、
こじんまりとした2LDK。
一週間、通いながら
掃除と整理をし、ようやく
引っ越しできる状態になった。
土曜日の事だった。
明日は引っ越しということで、
最後の総仕上げのため、
朝早くに家を出た。
10時になった時、
画廊のドアが開いた。