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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果…【第24話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ミワ先輩と私は、赤べこのように 繰り返し大きくうなずいて、 (激しく同意)の意を表明しました。 そして (あれ…?よく考えて見ると… そもそも最初っからおかしいんだよな…) と気が付...
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【スカッとする話】何ごとも張り合ってくる同僚がストーカー化!度が過ぎた結果… 【第1話】
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本編
ミワ先輩「…ちょっと待ってよ。
……なんでモモコがこんなもの
持ってるの…?」
(ミワ先輩…そうですよねー!
…そうですよねー!
…おかしいですよねー!)
私の頭はやっと回り始めました。
課長「……盗んだのか?…」
モモコ「盗んでませんー!!!
ちょっと借りてコピー
とっただけですー!!!
ちゃんと戻しましたー!!!」
スカミ「え…借りたって…
いつの間に…私…机の上とかに置いて
ないよ…バッグの中にしまったよ…」
モモコ「だからー!!!
バッグの中から出して!、
コピーとって!、戻したのよっ!!!
ちゃんと戻したんだから、
いいでしょっ!!!
問題ないでしょっ!!!」
課長「問題ないわけないだろう!!!
バッグの中から出してって…
それは盗みだろう!!!」
モモコ「は?意味わかんない!
返したんだから、盗みじゃなくて、
借りただけでしょ?!」
課長「あー……もう…話にならん
…また親御さんに来てもらって、
改めて話をしよう」
モモコ「親を呼んで、
何を話すって言うんですか?」
課長「バッグから盗…いや、
他人の重要書類を勝手にバッグから
出して、コピーまでとったことと、
その処分について話し合う必要が
あるんだよ!」
モモコ「は?じゃあ、
私じゃありませーん!!
バッグから出したのも、
コピーとったのも、ナツキでーす!!」
スカミ「……え……?ナツキ?」
(あ。ナツキのこと、忘れてた!)
私とミワ先輩と課長は、
しばらく空気になっていた
ナツキの方をいっせいに見ました。
……ナツキは、背中を丸めて
下を向き、すっかり小さく
なっていました……
ミワ先輩「ナツキ…本当なの…?」
ナツキ「…はい…バッグから
出したのも、コピーをとったのも、
私です…」
消え入りそうな声で、
ナツキが認めました。