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【スカッとする話】俺を異常に風呂に入らせたがる嫁。後日、病院で検査した結果…驚愕の事実が!【第14話】
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本編
ヤバミは後ろに倒れて尻もちを
つくと、そのままコクコクと頷いた。
ヤバミ「言います!言いますから!!
警察は呼ばないで!!」
流石に警察を呼ばれるのはマズイと
思ったのか、ヤバミは不倫相手の事を
ベラベラと喋り出した。
相手はヤバミの会社員時代の
元上司で、名前はナオキ。35歳。
働いていた頃から良いなと
思っていたが、相手は既婚者だった為
諦めたらしい。
それが、去年の秋に偶然街中で
再会し、運命を感じたんだとか…。
不倫関係になり、
お互い家庭がある制約の中、
思いは募っていったそうだ。
運命の相手と一緒になれないのは
俺のせいだと、次第に殺意が芽生え、
疑われないよう計画を立てて、
2月ごろから徐々に睡眠薬を
増やしていったのだという…。
俺は、完全に感情が振り切れた状態で
もう悲しみも怒りも感じなかった。
(あぁ、秋か…。ヤバミと
ドライブ先でコスモス畑を見た、
あの頃かな…。)
とか、
(2月というと…バレンタイン…。
ヤバミはチョコレートをくれたのに、
睡眠薬もくれてたのか…。)
などと、ただボンヤリと考えていた。
ヤバミが言うには、ナオキとは
先程まで連絡を取っていて、
今日は家に居るとのこと。
家は車で20分ほどの距離らしい。
ケンタ「鉄は熱いうちに打て、
だよ兄ちゃん!相手に対策をとる
時間を与えない方が良いよ。
今からすぐ家に行こう!」
4人で弁護士の車に乗り込み、
(ドラマみたいな展開だな…)
などと考えているうちに、
到着してしまった。
インターホンを鳴らすと、
「はい。」と女性の声が聞こえた。
弁護士「ナオキさんのお宅ですよね?
失礼ですが、奥様でしょうか?」
奥さん「そうですけど…。
主人に何か?」