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本編
ミワ先輩「とりあえず…今回は
それで様子を見てみましょうか…
どう?スカミ」
スカミ「はい…分かりました…」
ミワ先輩が「スカミは悪くないよ。
モモコが無茶苦茶なんだよ!
気にしなくていいからね!」と、
慰めてくれましたが、私の気分は
どんよりとしたままでした。
「今日はもう早めに上がっていいよ。
週末ゆっくり過ごして、
リフレッシュしてね!」と仲の良い
同僚達に見送られて退社した私は、
帰りの電車からグループラインで
親友2人にSOSのスタンプを送りました。
サキ「どしたー?」
アヤ「なんかあった?」
スカミ「モモコ案件!!」
サキ「でた!」
アヤ「またか今度はなに?」
サキ「またマネ?」
スカミ「もっとスゴイこと」
アヤ「マジか」
サキ「怖い!でも聞きたい!」
スカミ「明日集合出来る?」
アヤ「OKだよ」
サキ「OK」
スカミ「私の部屋でいい?」
サキ「いいよー」
アヤ「OKデス」
スカミ「じゃあまた14時集合で!」
アヤ「了解デス」
サキ「りょ」
スカミ「じゃあまた明日ね!震えて眠れ」
アヤ「www」
サキ「怖いんだけど…また明日!」
サキ「bye!」
アヤ「お疲れ様で〜す」
(今日はもうこれ以上、
イヤなことを考えたくない!!!)
そう思った私は、自分へのご褒美に
ケーキを買って帰宅し、
まずそれを食べてから、
簡単な食事を済ませました。
それからお風呂にお湯を溜め、
お気に入りのバスボムを入れて
半身浴をしながら、タブレットで
もう何回も見た大好きな映画を見て、
ハッピーな気持ちを
自家発電して眠りにつきました。
翌日は遅めに起床し、
部屋を軽く片付けた後、
買ってきた野菜をひたすら刻んで
刻んで刻んで……
キーマカレーとサラダを用意し、
ご飯を炊きながら、テーブルを
セッティングして音楽をかけ、
準備を整えた私は、ひと足お先に
白ワインとチーズを楽しみながら
2人を待ちました。
いつものように飲みたいお酒と
デザートを持って現れた2人は、
私の顔を見ると、「大丈夫か〜?」
「疲れた顔してる〜!
かわいそうに〜!」と言って
グループハグをしてくれました。
2人にぎゅうぎゅう抱きしめられ
ながら、私は「この2人が
居てくれて本当によかった…」と、
感謝せずにはいられませんでした。