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本編
後からセクハラだと言い出し
かねないので、万が一を考えて、
女性スタッフも一緒に加わって
助け出すことになりました。
ところが！！取り出し口のＡは、
ガッチリとハマってしまっていて、
抜けそうもないのです！！！
Ａ「痛い痛い！！ちょっと！！
もっと優しくしなさいよ！！」
私「これ、無理に引っ張ったら肩が
外れちゃうんじゃないですかね…？」
Ａ「ちょっと！！
怪我したら許さないからね！！」
実は、Ａが頭から取り出し口に
入り込んだ時点で既に上司が警察に
通報してくれていたようで、
それからすぐに警察が到着しました。
警官２人も、衝撃的シーンを
目の前にして、さすがに
少し狼狽えているようでした。
警官１「うわっ！！！……
えーーー……スゴいなコレ……」
警官２「よく入りましたよね……」
そうでしょう。スゴいでしょう。
入っていくとこ、もっと
スゴかったんですよ！！(笑)
上司から今回の事情を説明し、
以前から迷惑行為を
受けていたことを告げると、
警官の一人が、
前回の言いがかり事件の
事情を知っていたようで、
警官「あー！もしかしてこの方、
前の…コインゲームのお子さんの？」
上司「そうです、そうです！
Ａ娘の母親です！」
警官「あー…なるほどー…。
はいはいはい…」
と色々と理解してくれたようで、
呆れたような表情を浮かべていました
それから、警官２人とスタッフ数名
で、どうにか引っぱり出せないかと、
もう一度やってはみたのですが…
どうしても無理で……。
最終的には、入荷したばかりの
ゲーム機を半ば壊すような感じで
分解し、やっと出すことが
出来たのでした……。
Ａは一応“窃盗未遂の現行犯”という
ことで、そのまま連行されて行き、
私達はとりあえずゲーム機の
残骸などを片付けて、ようやく
ひと息つくことが出来たのでした。
