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本編
サクラコ「レオル~。この子、
うちらの間にすぐ入り込んで
くるの。例のあいつ」
レオル「ああ、噂の彼女ね」
この瞬間、私はもう彼を
さん付けで呼びたくなくなった。
誠実そうというのは、
盛大な早とちりだったみたいね。
たぶん、いや間違いなく、
レオルもサクラコと同類。
カオルコ「レオルさん。話って?」
私とサクラコが、火花を
ばちばち飛ばしあう中、
カオルコが恐る恐るといった
様子で口を開いた。レオルが、
ふふんと鼻を鳴らした。
レオル「そうそう。
見ての通りだよ。
そういうワケだ、別れようぜ。
おまえだって、分かってたろ?」
サクラコ「あんたが、レオルに
釣り合うわけないっしょ」
カオルコ「急すぎるよ、
レオルさん。何があったのか、
せめてそれは教えてくれない?」
レオル「うわ、めんどくせぇな。
聞いて楽しい話じゃないぞ?
いいんだな?」
レオルが言うには、付き合い
始めて間もなく、写真を通じて
サクラコを知ったという。
それまでは、彼もカオルコに
気持ちはあったようだ。
しかし、サクラコの容姿が、
タイプど真ん中だったとか。
レオル「うまくいけば、
乗り換えできると思ってな。
まぁダメでも、おまえって
稼ぎはいいし、親父さんの
お気に入りらしいし。
嫁にしてやるくらいは、
ありだと思ってた」
カオルコ「それで、
家族へ挨拶しに来たの?」
レオル「サクラコも、
その気になってくれた。
連絡先、くれたもんな?」
サクラコ「一目惚れ
しちゃったんだもーん」