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【スカッとする話】子供の学歴マウントママ「低学歴が来るとバカがうつるw帰ってw」 帰ろうとすると…【第10話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ワルコ「やっと参加してくれる 事になって、嬉しいです。 こちらは、親子そろっての ランチ会を開催しているので、 今度の会合に来てくださいね。 良いお話が聞ける事を 期待しています」 ...
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本編
理解した。根っからのマウント
大好きっていう事らしい。
貸し切り個室には、PTA役員と
いう肩書の、教育マニアみたいな
お母様方が勢ぞろいしていた。
ざっと10人。
さっそくおしゃべりが始まった。
ワルコ「で、アスカさん。
臨時委員になってくれるのよね?」
アスカ「まだ決めていません。
お返事は、詳しいご説明を
聞いてからと思っています」
ワルコ「難しい事はないわよ。
プリントに書いてある通りよ。
後は、こうやって
ランチ会したり、お茶会したり。
親睦を深めるって大事なのよ」
アスカ「なるほど、
確かに大事ですね」
ワルコ「でしょう?情報は大事。
私も主人もそこそこの
大学を出ていて」
あっというまに独演会が
スタートした。
みんなにこにこと聞いている。
たぶん、集まったお母様方、
みんな最低でも2~3回は
同じ内容を聞いているだろうに、
よく飽きないものだ。
ママ友A「そうそう、
ワルコさんはあの女子大を
出てらっしゃるのよね」
ママ友B「凄いわよねぇ。
あんな偏差値が高いところ、
なかなか行けないわよ。
高校からして凄いし」
調子を合わせるママ友達もいて、
ワルコさんはいっそう
気持ちよさそうに
演説へ力を入れ始めた。