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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第9話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 一週間くらいぎゃあぎゃあ 騒がれたけれど。 通帳の残高を知られたのは、 ちょっと痛かった。 なんと強欲なんだろうか。 あきれる。 義母の強欲ぶりは、 私の通帳だけではなく、 私物にも...
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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第1話】
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本編
スカ子「それは、私が似合う
年齢になったらと思って、
大切にしまっていたんです。
そもそも、勝手に寝室の
タンスを開けたんですか?」
義母「あなたもわかんない人ね。
価値があるものは、
家族の共有財産なのよ。
独り占めして
いいものじゃないの」
あくまでそう主張する
義母だった。
家族といっても、義母の事で、
要は私の物は何でも自分の物
同然に使いたいという
欲望の話なのだ。
こうなったら、力ずくで
取り押さえてでも
奪い返そうかと思ったが、
義父が不安定になった。
うーうーとうなり、
首を盛んに振って、
落ち着きをなくしている。
認知症の症状で、
不穏というらしい。
不穏状態になると、
抑えるのが難しい。
義父は年配とはいえまだ60代、
男性の力は、女性の手に
負えるものではない。
義母も血相を変えて
義母「ほら見なさい!
あなたが騒ぐから、
お父さんが!どうして
くれるのよ、こうなったら
病院に連れて行けないわ!」
私に責任転嫁して来た。
ネックレスどころではなくなり、
必死になってなだめ、いったん
ソファに座らせてみたり、
好物のコーヒーを出してみたり。
気分を変えてやると、
収まる事があるという。