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【スカッとする話】貧乏人と見下し俺を振った元カノ→十年後に再会すると…【第4話】

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本編

教授「あなたを見込んで、

中学生の勉強を

教えてあげて欲しいの」

 

スカ太郎「中学生ですか?」

 

教授「私の知り合いのおうちに、

中学二年生の男の子がいてね。

勉強が苦手だと言うの。

特に数学と理科の物理系が

ダメなんですって。

あなたなら、真面目な人柄だし、

勉強が好きなんだっていうのが

伝わってくるから。きっと適任よ」

 

女性教授は、俺の性格を

信じてくれたらしい。

自分では勉強が好きだとは、

別に思っていなかったんだがなぁ。

分からない事は調べる、

何なら、授業後に教授を

追いかけ、すぐ質問する態度が、

どうやら好感だったらしい。

職員室入りびたりは、

中学のころからやってた、

ある意味で俺の癖みたいなものだ

塾に行けない俺なりの、

勉強の工夫だったわけだが、

こんなところで役にたった。

 

そういうわけで、

紹介されたお宅に伺った。

もうね。俺の実家なんか、

この家の物置より

ぼろいんじゃないかと。

真面目にそう思う、豪邸だった。

 

スカ太郎(うわー、

穴あきジーンズで来ちゃったよ)

 

大学入学式で来た、

なけなしの一張羅スーツくらい

着れば良かった。

本気で後悔した。