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【スカッとする話】妊娠9ヶ月の嫁に背後から忍び寄る姑…【第2話】
前回の内容はこちら▼ 本編 彼は男手一つで 息子を育ててきた。 父親と息子の堅い絆がある、 すでに出来上がった家庭へ、 私は溶け込めるのだろうか。 というか、マモル君と うまくやっていけるのか。 心配ではあった。 しかし、そんな不安は 無用...
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【スカッとする話】妊娠9ヶ月の嫁に背後から忍び寄る姑…【第1話】
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本編
両親は
父「連れ子で、男の子。
しかも12歳か。
難しい年ごろだぞ」
母「いきなりそんな年齢の
男の子を、息子も同然に
かわいがれるの?
スカ子一人の問題じゃないのよ?
マモル君の人生にも関わる
大事な問題よ。よく考えて」
口をそろえて、反対とは
言わないが積極的な賛成も
できないといった
趣旨の意見を言った。
友達も似たようなものだった。
私も、大丈夫かな?
と思わない事も無かったけれど、
ヨシトの優しさとマモル君の
マモル「僕、スカ子お姉さんと
家族になりたい」
という、熱心な言葉に励まされ、
結婚を決めた。
あれから3年が経つ。
私は26歳、ヨシトは39歳で、
マモル君は15歳になった。
私と夫はともかく、
息子は成長がめざましい。
ぐんぐんと背が伸び、
口元にはうっすらと髭が生えて、
腕も毛深くなった。
体だけでなく、
心の変化も目を引いた。
しかし、小学生だったころ
よりも礼儀正しくなり、
自分の身の回りの事は
何でも自分でやる、
自立心が旺盛な男子に
育ってくれた。