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本編

スカ太郎「何で彼女がいる俺に、

わざわざそんな話

持ってくるんだよ。

行かねーよ」

 

カンスケ「いいじゃん、

たまには。テニサーの

女の子達の間で、おまえが

話題になってるらしいぞ。

顔出してやれって」

 

スカ太郎「行かねーって、

言ってるだろ。

彼女いないやつを

誘ってやれば?

俺がそんなとこに

のこのこ行ったら、後で

どんな目に遭わされるか

分かったもんじゃない。

ヤバミにも悪いしな。

ほんと、もう誘うの止めてくれ」

 

やたらめったら、

女子との飲み会を

セッティングしては、

俺を引っ張り出そうとしていた。

俺には、いい迷惑だった。

彼女がいる男を、

合コンに誘ってどうする。

独身を連れて行ってやれ

って言うんだ。

結局、俺は一度も誘いに

応じた事は無かった。

 

何であんなにしつこかったのか。

当時は気が回って

いなかったのだが、

よく考えると、浮気の演出

というか、ヘタをしたら

でっち上げてでも、ヤバミとの

仲を邪魔したかったんだろうな。

4年間をなんとか無事に過ごし、

ヤバミとも仲良しをキープして、

俺は大学生活を終えた。