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【スカッとする話】離婚した嫁を家に残し、両親の介護を押し付ける夫【第8話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカ子「お義父さんと お義母さん、納得してるの? ここを立ち退くなんて、 嫌がるに決まってるわよ?」 クズヒコ「ばか言え。親父と お袋を連れて行くわけないだろう 最近、二人とも 足腰...
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本編
だとしたら、絶対に引いては
いけない。なし崩しに義両親の
面倒を押し付けられる。
私は断固として
拒否の姿勢を貫くと決めた。
クズヒコは際限なく
ヒートアップを続け、
ついに声を聞きつけた
義両親がこちらに飛んできた。
義母「どうしたのよ、
こんな夜中に」
クズヒコ「母さん、父さんも
よく聞いてくれ。
俺はこいつと離婚して、
新しく人生をやり直したい」
勢いよく、夫は宣言した。
さすがの両親もあ然として、
言葉を失った。
夫は私を憎々し気に睨みながら
クズヒコ「俺は、父さんや
母さんが心配だ。
介護士の資格持ってるこいつを
家に残して、後を頼みたい」
義父「おお。それなら安心だな」
義母「介護士が
家にいるなら安心だわ。
スカ子さん、よろしくね」
どうして親子そろって、
自分の都合がいい方向にしか
物事を考えられないのだろう。
離婚はいい、
むしろ望むところだ。
しかし、そんな虫のいい話を
のんでたまるものか。